リモートワークラボ

仕事の見える化で、リモートワーカーは業務に没頭できる!

(最終更新 2018/08/13)

今日ご紹介したいのは、創業以来リモートワークという働き方にこだわっているという「株式会社ハートレイルズ 」さんの技術スタッフさんのブログです。どのような理由でリモートワークという働き方を選び、どのような仕組みで成功させているのか、とても分かりやすく勉強になりました。

サイト名:HeartRails Tech Blog
タイトル:ハートレイルズ流、リモートワークのススメ
http://techblog.heartrails.com/2014/05/blog-post.html

働く場所も副業も自由!

ハートレイルズには海外を転々としながら働いている人や関東近郊以外の地方から働いている人、マジシャンを副業にしながらエンジニアとして働いている人など、様々な場所から、様々な関わり方で働いている人がいます。

住む場所も日本以外だったり、副業がマジシャンだったり、そもそもの風土がとても自由なんですね。リモートワークという働き方なら、入社してから住む場所を変えることもできるでしょうし、今住んでいる場所から採用へ応募するこもできます。副業の自由があれば、地方に住み、エンジニアをしながら農業に取り組むような兼業農家という形態もとりやすいですね。

また、人材を求める企業側にとっても、地理的な制約なく優秀な人材を探せることは、リモートワークの大きなメリットですね。

リモートワークとは、無駄を削ぎ落とした働き方

リモートワークの明確な長所としては、通勤時間がなく、働く場所や働き方に裁量を持てる、ということが挙げられます。また、コミュニケーションのベースが非同期となることから自然と無駄な会議が減り、必要な会議 (もちろんリモートです)に必要な人だけが参加するというスタイルとなります。リモートワークは全体的に従来の働き方から無駄を削ぎ落とした働き方になるため、そこで生まれた時間をさらに仕事に当てたり、自己研鑽、あるいは家族のために当てることができるようになります。

無駄を削ぎ落とした働き方、という表現がリモートワークの本質の一部ですね。関係ない会議に出ることもないですし、社内の人間関係のトラブルからも無縁になるでしょう。自分自身で仕事の優先順位を判断し、時間をマネジメントし、最短距離で結果へと近づくことが出来ます。

ですから逆に、自分自身で判断をし、己をコントロールすることが苦手な人には、リモートワークという働き方は向いていないのかもしれません。身近に目を光らせる上司は居ないですし、困っている様子をたまたま目にして声を掛けてくれる先輩もいません。

けれど、リモートワークが孤独というわけではないのです。分からないことがあれば、自分からオンラインでチームのメンバーに助けを求めることができます。仕事を進める空間は違えど、志を同じくし、高め合い助け合うことが出来るチームが、私たちの理想とするリモートチームの姿です。

続いて、「株式会社ハートレイルズ 」さんでは、どのような仕組みでリモートワークを成功させているのかが綴られています。

リモートワークを維持するポイント1:作業の見える化

ハートレイルズでは原則全員が異なる場所で働いているため、全ての情報/状況は文章化され共有され、あらゆる作業に必ず担当者がアサインされ、あらゆる進捗が随時マネージメントされます。曖昧な状態というのはリモートワークでは厳禁で、見える化の徹底により全員が迷わず作業に没頭できる状態を維持することが、ハートレイルズの高速/高品質な開発の原動力です。

これからリモートワークを取り入れてみようと考えている企業さんにとっては、大きなヒントになりますね。大きな仕事も、何個かに分かれたタスクとして文章化しておけば、進捗は一目瞭然です。仕事を進める本人も、ひとつめのタスクが終われば、次のタスクへと迷わず進めばいいわけです。仕事の進捗具合が誰からでも見えてしまうというこは、強力な推進力になります。

つまり、リモートワークではやはり結果がとても大事になってくるということです。オフィスでしたら、長時間PCを睨んでキーボードを叩いていれば「とにかく頑張ってはいるようだ」という評価は少なくとも得られます。けれどリモートワークにおいては、並べられたタスクをどれくらいの精度で、どれくらいの速さで仕上げているかが重要になってきます。評価はアウトプットに対してされるのです。

リモートワークを維持するポイント2:レビューとQA

見える化された作業は、すべからく第三者にレビューされ、必要に応じて専任のテストエンジニアにより QA されます。例外なく第三者のレビューを経ることで、ハートレイルズの会社としてのアウトプットの質を担保しています。なお、「作業の見える化」 の効能によりレビューは作業の早期から随時行われ、要件や設計上の問題点を早期に解消することに一役買っています。

仕事内容を見える化することで、進捗をいつでも共有できるだけでなく、適切なタイミングでチェックが入れられるのですね。逆に言えば、チェックを入れたい時期で、タスクを区切っておけば、あとになって致命的なミスが発覚する可能性はぐっと減ります。また、そういった熟練者からのチェックにより、担当者自らが修正を繰り返すことにより、仕事の能力は常にブラッシュアップされ続けるでしょう。

仕事を文章化したり、進捗を共有することは、最初は面倒だと感じるかもしれませんが、そうすることで企業としてアウトプットの質を担保できたり、リモートワーカーが業務に集中できるのであれば、試してみる価値はありますよね。

リモートワークを維持するポイント3:コミュニケーション

リモートワークにおいて、コミュニケーションが滞りなく取れることは生命線です。ハートレイルズでは作業時間中は原則全員がオンラインでいることが求められますが、いくつかのツールを組み合わせることで、いつも側にいるような空気感でコミュニケーションを取っています。

リモートワークは、異なる場所で働いているだけで、組織やチームという形が崩壊してしまっているわけではないのです。コミュニケーションをとりながら、業務を進めていくことは、オフィスにいる場合と違いはありません。

リモートであるからこそ、意識的にコミュニケーションをとり、その方法にも工夫を求められる場合もあるかもしれません。隣に居れば笑顔や雰囲気で伝えられる部分を、オンラインでも同じように伝えるのは難しい場合もあります。掲示板やチャットのような文字だけのやりとりでは、語尾や絵文字を入れることで雰囲気が和らぐでしょう。かと言って、相手が書いた無機質な文章に対して「何か怒らせることをしてしまったのかな?」と過敏に反応しないことも大切です。

いかがでしたか?もう何年もリモートワークという形に拘り、成功している企業さんのノウハウはとても参考になりますよね。「我が社は別の方法でリモートワークを成功させている!」という方がいらしたら、ぜひこちらでご紹介させて頂きたいと思いますので、ご連絡くださいね。

【鹿児島からのフルリモート!単純な成果物だけでなく、プロセスもアウトプットする】前編~新沼 貴行氏

Remote Work Laboではリモートワークに関するご相談をお受けしております。
以下のボタンより、お気軽にご相談ください。

ご相談はこちら
モバイルバージョンを終了