リモートワークラボ

リモートワークで失敗しないために注意すべき10のコト

(最終更新 2018/08/13)

今日は、「在宅勤務者が陥りやすい10の落とし穴」と題した、リモートワークを成功させるポイントを教えてくれる記事をご紹介します。今回ご紹介するのは10個のうち4つ。一度でもリモートワークをしたことがある人なら、思わず頷いてしまいそうですよ。

サイト名:ZD Net Japan

タイトル:在宅勤務者が陥りやすい10の落とし穴

http://japan.zdnet.com/article/35060795/

1:気が散るものに近寄らない

家で仕事をしていると、気を散らすものが雪崩のように襲いかかってくる。オフィスで仕事をしているときと違って、これらは、テレビやベッド、愛する人々、運動、買い物など、心引かれるものであることが多い。気が散るものの形態はさまざまだ。在宅勤務者は、少なくともある程度これに抵抗できるように自分を訓練する必要がある。

オフィスにはないものが、自宅には色々ありますよね。そして、自分を監視してくれる目もありません。家で仕事ができるメリットはたくさんありますが、自分を律する強い意志がないと、リモートワークで仕事は捗りません。

律する気持ちの補助として、進捗状況を仲間と共有できる場所にアップしたり、仕事に締切を設けたり、その日に終えるタスクを明確にしておくと、集中力が途切れにくいかもしれないですね。

ちなみに私の気を散らす最大の要因は、LINEです。女性のお喋りはオンラインでも長いので、LINEは開かないに限ります。

2:やめどきを知る

おそらくこれは在宅勤務者が直面する最も困難な落とし穴だろう。在宅勤務をしていると、いつまでも仕事を続けることができてしまう。自分自身や他者に注意を向けるべき夜間までも、である。重要なのは、厳密に作業終了時刻を設けるということよりも、むしろその日のうちに完了すべき作業をすべて完了したタイミングを把握できるようにすることだ。これらのタスクを完了したら、その日の仕事はおしまいだ。

なるほど、やめどきが分からなくなってしまう場合もあるんですね。確かに自宅での仕事なら、残業規制で強制的に帰らされたり、終電が出てしまうからと、オフィスを出ることもないですね。食事をとりながら仕事をしたり、起きた瞬間にパソコンに向かったりと、やろうと思えば起きている時間すべてをPCに向かうことも不可能ではありません。

ただし、それが賢明かと問われると、すぐには答えを導き出せません。人生の中でそれくらい仕事漬けになる時期があっても良いでしょうし、そういう生き方で良いという人もいるでしょう。ただし、「自分自身や他者に注意を向ける」時間すらなくなってしまっては、結果として良い仕事と良い人生とは言い難いのかもしれません。

でも、今現在、そのように仕事に没頭し、頑張っている人たちを、私は尊敬し、羨ましくも思います。

3:人付き合いを忘れずに

これは一部の人にとっては難しいことだ。1人で働くという概念は、多くの人にとって魅力的なものである。問題は、実際に(来る日も来る日も)1人で働くようになると、容易に自分の殻に閉じこもって、外の世界やほかの人々と関わらなくなってしまうことだ。しばらくすると、これが当たり前のことになり、社交能力が低下し始める。

一人で働くということは、集中力さえ続けば作業効率も高いですし、人間関係が原因の精神的な動揺もなく、心地よい人には心地よいものなのでしょう。(でも中には、対人での仕事に魅力を感じるという人も多いですし、リモートワークにも向き不向きはあります)

ただ、リモートワークの環境が好きということは、記事中でいう「自分の殻に閉じこもる」ことに抵抗があまりない可能性もあります。そのまま一人の生活に慣れ親しみ過ぎて、社会と距離が出来てしまうのは問題ですよね。

とは言え、チームで働くリモートワーカーたちは、基本的に仲間と何かしらオンラインで繋がっていることが多いですよね。そんな場合は決して誰ともコミュニケーションを取らないわけではないですし、適度な距離感で仕事ができるのが、リモートワークのメリットなのです。

こんな方法もありますよ。

「リモート飲み会」、もうやった?テレワーク中のコミュニケーションに最適

4:利用されてはいけない

配偶者や子供、友人のせいで気が散って、その日に終わらせるべき仕事を完了できないのなら、「ノー」と言うべきだ。家族や友人の頼み事には応じてしまいがちである。しかし、結局のところ、それらの頼み事のせいで仕事を完了できないのなら、自分が利用されるのを許してしまった、ということになる。(特に配偶者もずっと家にいるのなら)早い段階で何らかの境界線を設けておくことが非常に重要だ。

家族やパートナーと暮らしてる場合、リモートワークは一緒に暮らしている相手に働き方を理解してもらう働きかけが必要そうですね。

これはとても難しい問題です。例えば、夜も昼も抱っこしていなければ声が枯れるまで泣き続ける赤ちゃんを育てている母親がいるとしたら(信じられないかもしれませんが、そんな赤ちゃんだって実際にいるのです)、仕事部屋に閉じこもってPCと格闘している夫のことを、きっと憎らしく思うときもあるでしょう。

夫の仕事は大変だし、家族のために頑張ってくれていると分かっても、言葉も通じずひたすらに泣いている我が子を目の前にすると、そう簡単に感情のコントロールはできません。そんな時、リモートワークならではの柔軟さで育児に参加できる人はいいですが、それが出来ないリモートワーカーだっているはずです。仕事も育児もどちらも尊く、どちらも途中で放棄することはできません。

だからこそ、「早い段階で境界線を設けることが重要」なのでしょう。

でも、自分の視界に入らないオフィスで仕事をしてくれている方がイライラしないというのが、もしかすると育児中の母親の本音かもしれません。やはり、家にいると期待してしまいますからね。

まとめ

いかがでしたか?リモートワークにはリモートワークならではの、気を付けなければならないポイントがありますね。自宅で仕事をするという環境は、これまでは一般的ではなく、ある意味で特殊であり、「リモートワークをする」ために何らかの努力が必要でした。ですがこれからリモートワークがもっと普及することにより、もっと気軽に始めることが可能になっていくでしょう。そのための技術は既に格段に進歩しており、オンラインでの会議や作業のハードルはぐんと下がっています。

技術面で問題がなくなれば、あとは個人の気持ちや取り組み方次第です。上述した落とし穴は、どれも心がけや仕組み作りで、落ちなくても済む穴です。悪い部分を回避して、リモートワークならではのメリットを活かして仕事をしていきたいですね!

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