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第1回から読む
お話を聞いていると、やっぱりカルチャーをすごく大事にしている。ChatWorkさんのカルチャーは、誰かリーダーシップを発揮してつくっているのか、それとも自然に出来上がっているものなのか、どうでしょう?
そういう意味であれば、弊社の代表が創業の頃からいろいろ経営を勉強して、経営理念が大事だみたいなことを教えてもらって、まず経営理念をつくったんです。それからカルチャーが発生してますね。就労規則をつくるときだったり、社内の考え方を決めるときに、どの事業をやる、やらないっていう判断とかも全部、理念ベースで決まっていくので、少しずつ理念に基づいていろんなものができていて、蓄積されて社風ができていったっていう感じですね。
ChatWorkさんの理念を表わすキーワードって、なんでしょう?
経営理念は「Make Happiness」という、ITとして幸せをつくり出すっていうのが理念のキーワードなんですけど、Make HappinessといってもHappyっていろいろあるので何かっていったら、僕らは「心の豊かさ」であるって定義していて、その心の豊かさを構成する3本柱があります、と。
それは聞きたいですね。
心の豊かさを構成する1つが経済的豊かさ、もう1つが時間的ゆとり、もう1つが円満な人間関係、この3つが達成すれば心が豊かになってHappyになるよねっていうところを僕らの会社は考えています。
とても共感できます。
経済的豊かさであれば、ちゃんと社員の給料を出しますっていうことにもなりますし、またはお客様の売上アップを支援しますっていう意味で事業にもなります。時間的ゆとりであれば、給料は高いけど超ブラックで時間も休みもないよということはしません。ちゃんと休めるように、僕らは年間休日が140日ぐらいあって、10連休が年3回あるみたいなところで、そういう会社なんですけれども。
すごいですね(笑)。
ちゃんと休みも出しますよっていうところもそうだし、そういう時間的ゆとりというところであれば、社外に対して、お客様に対しては、業務効率を支援しますよっていうところで事業にもなると。
繋がってますね。
円満な人間関係というところは、お金があって時間もあるけど人間関係がボロボロだと心は豊かじゃないんじゃないかと思っていて、ちゃんと人間関係を大切にしましょうって。社内に対しては、すごく人間関係を大事にしていて、そこで問題がないようにって意識して経営しています。社外に対しても、人間関係が良くなるようなコミュニケーションのサービスをやっていこうっていうところですね。
社内と社外、両方に向けてってことですね。
そう、社外と社内で両方全部つながってて、社内でもその理念を実践して自分たちがHappyになって、それを外に広げていくっていうところをずっとやってきている会社なので、そういうのでできてきているという感じですね。
いいですね。その3つはわりとトレードオフになりがちなんですけど、3つとも大事だと。
そうですね。バランス経営と僕らはよく言ってますけども、3つとも大切にするという感じですね。
それは外のお客さんに対しても、その3つを提供していく。
そうです。事業としても、その3本柱の価値を提供していくっていうところをずっとやっているので、そこと全く関係ないことはやらないっていうことです。
チャットワークを使って、新しい働き方を提案していくみたいなところもつながりますか?
そうですね。チャットワークで世界の働き方を変えるっていうのが僕らのビジョンで、それはどういう働き方っていうと、さっき言ったMake Happiness、心が豊かになる働き方に世の中をしていきたいよねというところです。ChatWorkという会社名にしてプロダクトを提供しているので、チャットツールの会社と思われがちなんですけど、僕らとしてやりたいことはワークスタイルの提案というか、働き方を変える会社になりたい。チャットワークはその手段の1つでしかないっていう考え方ですね。
じゃあ、経済的にも、時間的にも、人間関係も豊かにっていうところを実現するような働き方を世界中に広げていきたい。
そうですね。
展開としては、チャットワークのプロダクト以外にも、今後は広がっていく可能性が?
そうかもしれない。チャットワークにそういった機能が乗るかもしれないし、違うプロダクトラインの中でやるかもしれないし、分からないですけども、コンテンツとして展開するかもしれないですけども、やりたい価値はずっとぶれないですね。
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