まだ起業したばかりの小さなスタートアップ企業であっても、知名度が低いフリーランサーであっても、それで生きて行くと決めた志は、並大抵な決意ではなかったはず。自分のやりたいことを仕事にする。いま日本でもかなりのスピードで増えているコーワーキングスペースは、そんな人々が集う場所にもなっています。
海外にもたくさんのコーワーキングスペースがありますが、今回はその中でも非日常的で、クリエイティブなインスピーレーションが湧いてくる、そんな異空間を提供しているスペースを厳選しました。
仕事のモチベーションを上げ、自分と同じような、またはさらに進んだ道にいる人々との出会いが楽しめる、ワンランク上のラグジュアリー&大規模なコーワーキングスペースをご紹介します。
1.カナダ・モントリオール : Crew collective&cafe
1920年に建てられた元銀行をラグジュアリーなコワーキングスペースへ再利用しました。スペース内ではオンライン注文が可能で、飲み物や食べ物を注文→支払い→スタッフが各デスクへお届け、というシステムを取り入れているのが特徴です。昔ながらの建物のため天井がとても高く、石作りの建築デザインが美しい高貴な気分になれる場所です。大規模なイベントを定期的に開催しており、人々の出会いの場ともなっています。
2.シンガポール : The Great Room
オープンスペースがホテルのラウンジのような落ち着いた雰囲気で、大きな窓が清々しい開放的なコーワーキングスペースです。朝食やマッサージ、小休憩のスナック等のサービスも揃っています。バーカウンターも設置されており、夜はお酒を飲みながらの会議もありな、高級感あふれる空間を提供しています。
3.中国・上海:Naked hub
とにかくラグジュアリーにこだわった、上海に8店舗あるコーワーキングスペースです。家具等が厳選されていてハイセンス、会議や対談時に利用したい空間となっています。その他、卓球ルーム、展示用ルーム、250人以上が収容可能なイベントスペース、瞑想空間、ワインテイスティングバー、チェスルーム、お昼寝用のベッドなど、店舗によりユニークな部屋が揃っており、ヨガクラスも開催されています。
4.アメリカ・オークランド:oakland inpact hub
世界70以上のローケーションにコーワーキングスペースを持つ大規模な会社です。日本にも東京・京都の2箇所にありますが、その中でもオークランドのonbroadway店は、3,300フィートスクエア(畳でいうと168.8畳!)にも及ぶ開放的なスペースが特徴となっています。自身のビジネスについての相談やサポートが受けられる体制も備えており、起業家同士の出会い、繋がりに重点を置いたプログラムや空間を強みとしています。
5.アメリカ・ニューヨーク:The Farm SoHo
モダンでCozyなコーワーキングスペースです。木がふんだんに使われたスペースはリラックスしながら仕事ができ、クリエイティブな発想を促すことを目的としてデザインされています。ニューヨークの喧騒から逃れ、仕事をしたい時に最高のスペースです。天井まである大きな窓が特徴のプライベートオフィスは、ニューヨークの街並みが一望でき、エグゼクティブ感溢れる部屋となっています。
http://www.thefarmsoho.com/
6.オーストラリア・メルボルン:The commons
その時々の気分で異なる雰囲気を味わいたい、そんな時にお薦めなコーワーキングスペースです。ビルの中心に庭があり、気分転換をしたい時や天気の良い日にはそこでそのまま仕事もできるのが嬉しいポイントです。個室のPhoneブースやソフトドリンク・ビールも飲めるカフェスペース、テレビ視聴やヨガ、息抜きの卓球スペースなども揃っています。ドックフレンドリーなので、犬好きの人々に愛される場所となっています。
7.ドイツ・ハンブルグ:Mind Space
ハンブルグ、ベルリン、イスラエル・テルアビブに店舗を持つコーワーキングスペースです。特にドイツのスペースは、自宅にいるようなくつろぎが得られるリラックス感を重視した空間を実現しています。この「自宅のような」というのは、こんな自宅だったら良いなという理想の自宅空間であり、クリエイティブなスペースとなっているので、ワンランクアップした気分が味わえる場所となっています。
http://mindspace.me/
8.アメリカ・ミネアポリス:coco coworking Minneapolis
歴史的な建物の中にある、穀物商品取引所をコーワーキングスペースに再利用しました。天井も高く、大きな窓から降り注ぐ光が気持ち良く、とても開放的な場所となっています。ユニークな発想から考案された会議室や日本の禅を取り入れた庭など、過去の時代からインスピレーションを得て融合した、折衷的な空間をコンセプトとしているスペースです。
まとめ
海外のコーワーキングスペースは、デスクシェアをするオープンスペースに加え、ほとんどのところが個室のオフィスルームも借りれるようになっています。また、ビデオ会議や電話をする際に、その内容が外に漏れないようなPhoneブースや個室が設けられているのも一つの特徴です。将来的に会社が大きく成長したとしても、自社オフィスは持たずに”会社経営が機能するのではないか”というくらいの、至れり尽くせりなサービスが揃っているコーワーキングスペースがたくさんあります。
海外出張時や海外を旅しながら仕事をする機会があれば、ぜひ訪れてみてください。素敵な出会いとインスピレーションが待っていることでしょう。
翻訳・ライター:sasaki
カナダ在住。各地図書館の本を読破することが楽しみの一つ。いわゆる本の虫。言葉や文字にとても惹かれ、現在は英・仏語を話し、国内外で語学講師の経験を持つ。移住を機にリモートワーカーとなり執筆、翻訳、通訳、取材、商品紹介のキャッチ等を手がける。述べ20カ国以上を旅した経験から世界は繋がっていると体感し、国も人種もボーダレスな人生を謳歌する一児のママ。世界中のリモートワーカーの実態を日本へ伝えることが目下の関心事。
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