(最終更新 2018/08/07)
リモートワークの運用を、よりスムーズなものにするために必要なこと、それは「コミュニケーション」です。離れて働くメンバーが、お互いを切り離すことなくチームとして運用していくためには、いかにして「一緒に働いている」という意識を育てるかが重要。今回はそのためのアイディアを3つご紹介します。
論理出社 離れていてもチームで働く
在宅勤務には、通勤にかかる時間の節約やストレスの軽減、勤務地を気にせず居住地が選択できるなどのメリットがありますが、一方で孤独感やチームとしての意識が構築しにくいなどの点が気になる方も多いかと思います。
確かにチームメンバーが離れた場所にいると、今何をやっているのかがわからず、意志の疎通が取りにくいと感じるかもしれません。実際、直接顔を見てやりとりをした方が伝わりやすく、安心感があると考える人が多いようです。
在宅勤務にはどうしても外界から切り離されて「独りで」働くというイメージが付きまといます。そのイメージを克服する最初のステップは、チームメンバーともっと気軽にテレビ会議を行うということです。気になることや思いついたことがあれば、オフィスにいる時、すぐ隣の同僚に話しかけるようにテレビ会議を活用してみてください。
テレビ会議のやり方とコツ、まとめました!おすすめテレビ会議記事5選
テレビ会議を活用することに慣れてしまえば、在宅勤務でも顔を合わせてコミニュケーションを取ることは可能です。しかしテレビ会議を気軽に行うためには、チームメンバーがそれぞれ離れた場所にいても「同じ時間帯に働いている」ということが条件になります。
そのために必要なのが「出社」という概念です。同じオフィスに集まる「物理出社」から、ひとつのツールにそれぞれの場所からアクセスする「論理出社」を導入することをお勧めします。
「Remotty」「Sococo」のようなバーチャルオフィスツールにログインすることで「論理出社」を果たし、ログオフして「退社」するまではバーチャル的に同じオフィスで働くという習慣を導入すれば、在宅勤務であっても物理的なオフィスで働いている時とそう違和感なくチームワークを保つことができるでしょう。
https://www.remotty.net/
社長ラジオ カジュアルな情報共有
出社時間になってメンバーが揃うと朝礼を行う会社が多いかと思います。今日のスケジュールやチーム全体の進捗、経営者からのメッセージなど内容は様々でしょう。スケジュールや進捗はバーチャルオフィスツールや社内SNSなどでさっと共有することができますが、経営者から伝える、社内全体についての考えや経営方針など、業務連絡以上の内容になると、文章にして発信してもなかなか読まれなかったり、かしこまって伝わりにくくなってしまったりします。
リモートワークの場合、ビデオ会議で朝礼を行うことも可能ですが、それよりもっとフランクでみんなが受け取りやすいのが、「社長ラジオ」です。
毎日○分、と長さを決めて、経営者が肉声で経営方針や社内で起きていることについて、または会社や仕事への動機付けになりそうな話などを収録し、音声データとしてシェアすれば、社員は好きな時間にそれを開いて聞くことができます。また、このラジオを発信するだけなら一方通行のコミニュケーションになってしまいますが、バーチャルオフィスツールやSNSに投稿してコメントが付けられるようにすれば、それがきっかけで新たにコミニュケーションが生まれることにもなります。できれば5分以下の短い時間である方が、視聴する方も配信する方もさほど負担になりません。
バラバラの場所で働いていても経営者の思想や言葉を共有しておくということは、組織にとって大切なことです。また、毎日声を聴くということで不思議と親近感も湧いてきます。より組織を身近なものにするために、「社長ラジオ」は有効な手段であると言えます。
リモート飲み会 普通の飲み会よりも良い?
最後はユニークなアイディア、リモート飲み会です。オンライン会議をみんなで繋いで飲み会です。帰りのことを気にしなくて良かったり、場所の予約なども必要なく、普通の飲み会よりも良いかもしれませんね。
「リモート飲み会」、もうやった?テレワーク中のコミュニケーションに最適
まとめ
リモートワークで働くということは、一匹狼の集まりのようになると誤解されることがありますが、実は離れた場所で働くからこそ、チームワークをより大切に考えなければならないのです。しかしそれはお互いを意味のない不文律で縛るということではなく、よりスリムなコミニュケーション方法でゆるくつながりあっていることをいつも意識するということです。そのためにご紹介した2つのアイディア、ぜひ実践してみてください。
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