(最終更新 2018/08/17)
普段は「離れて働く」ことについて発信している私たちリモートワーク研究所ですが、今回お話するのは、リモートチームが「物理的に一箇所に集まる」ための「合宿」について。普段離れて働いているからこそ、リアルで話し合うことに重要な意味が出てくるんです。
合宿をすることのメリット
離れて働いているリモートチームがあえて合宿をすることには、いくつかのメリットがあります。
1)「邪魔の入らない環境でじっくり話せる」こと。
2)「お互いを知ることができる」こと。
3)「単純に楽しい」。
福利厚生の一環として、社員旅行のような扱いで行くのも良いですね。仕事もコミュニケーションも、リモートで十分事足りますが、生身で会ってみて初めてわかることや、1日を共にすることで生まれる議論やアイディアもたくさんあります。
それでは実際に合宿を行う際のポイントをご紹介しましょう。
1.適した場所を選ぶ
合宿場所に適しているのは、外部からの邪魔が入りにくい場所。ただみんなで旅行に行くのではなく、何らかの学びを得るのが合宿の目的です。
集まって議論をしたり開発をしたりするので、集中しやすい、ある程度隔絶された空間をお勧めします。室内にトイレやキッチンなどが付いていると尚便利です。
2.適切な期間を選ぶ
合宿の期間としては、1泊2日〜2泊3日を想定すると良いでしょう。シンプルな内容にするならおすすめは1泊2日。
移動時間も考慮に入れるとバタバタしてしまいがちなので、テーマを絞った会議や制作など、活動をひとつかふたつにとどめておく必要があります。2泊3日だと、観光する時間もとったりもできそうです。福利厚生的な要素も求めるなら、2泊3日がおすすめですよ。
3.人数を絞る
合宿メンバーは、5〜6人が理想です。それより増えてしまうと内容が散漫になる危険性があります。なるべくテーマを小さくして、日程を別にするか、部屋をいくつかとってチームに分けて、それぞれ並行して作業を行うというのもひとつの方法です。
4.合宿の内容を事前にしっかり決めておく
リモートで働く人たちがあえてリアルで集まるのですから、リアルでしかできないこと、リアルだから捗ることをやる必要があります。
ある程度隔絶された空間で行われる合宿ですから、じっくり時間をかけて議論したいテーマや、集中して取り組める何かを主旨とするのが良いでしょう。
例としては、
・会社のビジョンを伝える合宿
・開発合宿
・採用候補の人とじっくり話す合宿
・経営会議
などがおすすめです。インターネットはあまり活用せず、目の前にある何かをこなしたり、直接対話をしたりするような内容だとより有意義な時間を過ごせそうです。
5.おすすめの持ち物
途中で外に買い出しに行ったりしてしまうと、場の集中力が途切れてしまいますので、お菓子や軽食、飲み物などは事前に多過ぎるくらい準備しておくことをおすすめします。
もうひとつおすすめなのは、吸着式で、壁に貼ってはがせるホワイトボードシート。ポストイットとも組み合わせられるので、アクティビティをする際に便利です。
長時間座ることが想定されますので、椅子が固いところに行く場合は座布団を敷くなどの工夫も有効ですね。
まとめ
リアルで会わないことをメリットに日々活動するリモートワーカーですが、だからこそリアルで集う「合宿」を有意義に使うことができるのです。
チームとしてメリハリのある活動をすることにも繋がる「合宿」、ぜひ計画してみてください!
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