休暇を楽しみながら仕事をする、それが「ワーケーション」。普段仕事をしている自宅や事務所から飛び出して、好きな場所でのんびり仕事と余暇を楽しむもよし、憧れの国を旅しながら仕事をするもよし、海外の友人たちを仕事しながら訪ね歩くもよし、これからの働き方のひとつとして、リモートワークラボからもぜひ提案したい概念です。
そんなワーケーションですが、実際いきなり挑戦するにはハードルが高いと感じる方も多いかもしれません。楽しくスムーズにワーケーションを実現するために、必要な準備についてまとめてみました。ポイントを押さえれば、少ない荷物と準備で、誰でもワーケーションを楽しむことができるんです。
準備1:行き先の選定
「ワーケーション」なので、仕事半分、観光半分が原則。行ってみたいけれど仕事をする環境が整いづらい場所や、コワーキングスペースなどは充実しているけど、あまり興味の沸かない場所は避けましょう。行き先選定のポイントは以下です。
1. インターネットが繋がりやすい場所
2. 安全な場所か?
3. おすすめの観光スポットなどは徹底的にリサーチ!
インターネットはリモートワーカーには必須アイテム。これがなければ仕事ができませんね。安全面も非常に大切です。現地に知り合いがいる方は事前に相談ができますが、知り合いのいない地域に行くなら、以下のような、各地のネット状況や安全度、生活コストなどをまとめたサイトを活用すると便利です。
https://nomadlist.com/
スタッフのおすすめ地域はソウル、チェンマイ。生活コストや渡航費も安く、wi-fiが充実していて、ネット環境においてはむしろ日本の方が不便だと感じてしまうくらいです。
準備2:持ち物はどうする?
旅に大切なもの、それは荷物。滞在期間に関わらず、なるべくコンパクトにしておきたいものですね。最低限のものをご紹介します。
1. 衣類
2. パスポート
3. カバン(いつも使っているパソコンが入るくらいのサイズのもの)
4. 洗面関係
5. パソコン
6. 充電器類
7. コンセントのアダプター(場所による)
8. 手持ちのPCとモニタをつなぐアダプタ(コワーキングスペースで、モニタは貸してくれるけどアダプタがないことがたまにあります)
9. 財布
生活に使うものはもちろんですが、仕事をするのに最低限必要なものは必ず詰めていきましょう。
上記以外でおすすめなのは靴。長期間滞在するのであれば、汚れたりしたときのために靴を2足用意しておくことをおすすめします。もうひとつはシャンプー類。どこの国もホテルにも備え付けのものがあるはずですが、国が違えば成分も違いますので、現地のものが肌に合わずにかぶれてしまった!なんてことも多々起こります。使い慣れた小さいパッケージのものを持参しておくと良いですよ。
逆に持ち物としておすすめしないものもあります。
1. 変圧器
2. スーツケース
ある時期までは変圧器は海外旅行の必須アイテムに含まれていましたが、昨今の電化製品は、どこへ行ってもだいたいそのまま使えます。スーツケースは石畳や砂利道が多い地域の場合に完全に足手纏いになってしまいます。旅の相棒としておすすめなのはバックパック。大きなバックパックをひとつ用意して、それに入る分の荷物しか持っていかない、という決め方もおすすめです。
詳細はこちら
↑こちらのバックパックは機内持ち込みのギリギリサイズで作られています。飛行機に乗る際に預け入れの荷物をなくして手元におけるようにしておけば、それだけ身軽に動くことができます。荷物に関しては「必要最低限、困ったら現地調達」を合言葉に、できるだけコンパクトにするようにしましょう。
日本でしか手に入らない物というのは実に少数です。荷物はなるべく減らす方向で、足りないものは現地調達するつもりくらいで荷造りすることをおすすめします。
持って行くかどうか迷ったら、「現地調達できるか否か」を判断基準にしてみてください。
準備3:お金と通信機器について
リモートワークに欠かせない通信機器についてのポイントは以下の5点です。
1. SIMカードは現地調達
2. 現金の両替は現地空港で
3. クレジットカードは2枚以上持って行く
4. 海外でも使えるキャッシュカードをお守りに持って行く
5. 航空チケットは電子チケットに
SIMカードは、事前に日本で準備もできますが、現地の空港で買うのがおすすめ。日本でルーターを借りて持って行くよりも、シムフリーの方が荷物にもならず、安く済みます。プランはデータ通信のみでOK。通話機能はskypeなどの無料ツールやSNSで賄うことができます。
また、お金については、日本での両替よりも現地での両替の方がレートが良いことがほとんどなので、現地の空港での両替がお得です。ただし到着時間に現地空港の両替所が開いているかどうかもあらかじめ調べておくほうが良さそうです。しかし昨今日本よりもクレジットや電子マネーが発達している国も増えていますので、現金自体はそれほど多く持ち歩く必要はないでしょう。クレジットカードは、原因もよくわからず「このカードは使用できません」と言われてしまうこともしばしばありますので、海外で使えるカードを2枚以上携帯しておくと安心です。最終手段として、海外でも使えるキャッシュカードを使って、現地のATMから直接現地のお金を引き出すことができるようにしておくのもおすすめですよ。
もうひとつ、航空チケットは紙より電子チケットにして携帯に入れておいた方が紛失のリスクが少なくなります。万が一携帯が壊れたり失くしてしまったとしても、パスポートから調べてもらえるはずです。
最後に、ビザ延長などは国によっては頻繁にルールが変わりますので、出発の前に最新情報を調べておきましょう。旅は「万が一」の事態で溢れています。備えあれば憂いなし。行き先の情勢も含めて最新の動きをチェックしておくと安心ですね。
現地に到着!コワーキングスペースで仕事しよう!
さて、いよいよ現地に到着です。仕事をするにはスペースを確保せねばなりませんね。ホテルの部屋でも十分かもしれませんが、せっかくですから現地のコワーキングスペースを使ってみることをおすすめします。特に一人旅なら、コワーキングスペースのような同士の集まる場所の方がコミュニケーションが生まれやすくなります。カフェでいきなり知らない人に話しかけるのはハードルが高いですが、コワーキングスペースなら大体目的の同じメンバーが集まっていて、違和感がありません。良い友人が見つかるかもしれませんよ。
「ワーケーション」の目的は「旅」と「仕事」。いつもの旅行よりも仕事の分荷物が多くなる、準備も忙しくなる、と考えるかもしれませんが、実は本当に必要なものはとても少ないんです。慣れてしまえば楽しいワーケーション、ぜひ気負わずチャレンジしてみてくださいね!
研究員野本のぶらりワーケーションシリーズもぜひご参考に。
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