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在宅勤務はハローワークで探せるの?求人の種類と探し方を紹介

テレワーク ハローワーク

まだ数は限られていますが、ハローワークでも在宅勤務ができる求人を紹介しています。今回は、ハローワークで募集している在宅勤務の種類や職種、求人の探し方をご紹介します。子供の世話や親の介護で在宅勤務ができる仕事を探している人は、参考にしてみてください。

ハローワークで探せるテレワークは在宅勤務だけ

数はそう多くありませんがハローワークで取り扱う求人のなかにはテレワーク可能なものがあります。ただし、企業と雇用関係を結ぶ在宅勤務(雇用型テレワーク)のみです。

内職や個人事業主、フリーランスが行う在宅ワーク(自営型テレワーク)は、ハローワークで取り扱う求人のなかにはありません。

在宅勤務、在宅ワーク、内職の違いや特徴

在宅勤務、在宅ワーク、内職はどれも家を勤務場所とするワークスタイルです。職種や契約形態、仕事の探し方と3つの切り口でそれぞれの違いや特徴を調べてみました。

在宅勤務(雇用型テレワーク)

会社と雇用契約を結んで家で働くワークスタイルを在宅勤務(雇用型テレワーク)と呼びます。家で働く正社員や契約社員の勤務形態を指す場合が一般的です。

職種

パソコンなしでは業務が成り立たない、かつ1人で作業を進めることが多い職種であれば在宅勤務ができます。現在、テレワークを導入している企業では下記職種の人たちが在宅勤務を行うケースが多いです。

リモートワークに向いている職種5つとその事例、求人の探し方まとめ

仕事の探し方

のちほど説明するハローワークをはじめ、転職サイトで「テレワーク」「在宅勤務」などで検索して探すことができます。最近は、求職者に在宅勤務制度があることをアピールする企業も少しずつ増えてきました。

在宅ワーク(自営型テレワーク)

在宅ワーク(自営型テレワーク)とは、会社と雇用関係を結ばない働き方のこと。家で働くフリーランスや個人事業主が該当します。取引先は企業だったり、個人だったり仕事内容や人によりさまざまです。

雇用関係ではないので、仕事をする際に取引先と業務委託契約を結ぶのが一般的です。業務委託契約には次の2種類あり、在宅ワークは請負契約であるケースがほとんどです。

■請負契約

仕事の発注を受けて期日までに完成させた成果物を納品する契約形態のこと。納品物に不備があった場合は、フリーランスや個人事業主側に瑕疵担保責任が発生する場合もあります。

■委任契約

取引先から指定された作業の遂行が求められる契約形態のこと。請負契約と違い成果物の完成責任はありません。ただし、取引先から依頼された作業はプロとして滞りなく行わなければなりません。

職種

厚生労働省の定義によると、パソコンなど情報通信機器を使って家で働く仕事を在宅ワークと呼びます。代表的なものに次の職種があります。

仕事の探し方

仕事の探し方は人それぞれですが、最近はクラウドワークスやランサーズなどのクラウドソーシングサービスで探す人が多い傾向にあります。SOHO人材サイトなどでも在宅ワークの求人を多数取り扱っています。

独立前の勤務先や知人の紹介で仕事をもらう人も少なくありません。営業目的でTwitterやFacebookなどのSNSに登録する人も多く、SNS経由で仕事を受注することも珍しくありません。

内職

内職とは製造業やメーカーなど企業と契約を結んで、会社から支給される部品や原料を家で加工したり、組み立てたりする仕事のことを指します。企業に雇われて働くため、家で働くパートやアルバイトに近い働き方と考えてよいでしょう。

職種

内職の仕事は基本的にパソコンを使わず手で作業する以下のような仕事が該当します。特別なスキルを必要としないので、未経験者でもやりやすい点が大きなメリットです。ただし、単純作業が多いため、報酬は1件5円など総じて安いものばかり。1ヶ月で3万円稼げればマシな方といわれています。

仕事の探し方

アルバイトの求人サイトにたくさん仕事があります。ただし、簡単に仕事が見つかる反面、内職詐欺と呼ばれる悪質な業者も紛れ込んでいるので、仕事探しには注意しましょう。確実に安全な雇い主を探すのであれば、市や県など地方自治体や公的団体で探すのがおすすめです。

ハローワークの求人情報検索で在宅勤務を探す方法

ハローワークインターネットサービスを使えば、自宅で在宅勤務の求人が探せます。ハローワークインターネットサービスの求人検索のやり方と求人票をみるときの注意事項をまとめてみました。

ハローワークインターネットサービスで求人検索

1. ハローワークインターネットサービスにアクセスして、画面中央下の「求人情報検索」という青いボタンをクリック。

2. 「求人情報基本条件入力」画面が表示されたら、下記項目にチェックを入れて「検索ボタン」をクリック。

3. 画面が切り替わって、詳細検索条の入力画面が表示されるので、「フリーワード」をクリック。

4. 赤枠で囲んだ入力欄に「在宅勤務」と入力。入力欄下の「類義語を使用して検索」のチェックを外して「検索」をクリック。

5. 求人情報の一覧が表示されるので、「求人番号」をクリックして、求人の詳細情報を確認します。

要注意!「在宅勤務」と「在宅勤務可」求人の違い

ハローワークインターネットサービスで「在宅勤務」で求人検索した場合、検索結果に表示される求人は「在宅勤務」と「在宅勤務可」の2種類あります。この2つは微妙に意味合いが違うので、求人を探すときに注意しましょう。

在宅勤務

在宅勤務と書かれた求人は、就業日のすべてもしくは大半を自宅で働くワークスタイルを指します。ここには週1回や月1回など必要に応じてオフィス勤務が発生する求人も含みます。求人票の職種の欄に「在宅勤務」と書かれた求人が該当します。

在宅勤務可

基本的に募集しているのはオフィス勤務可能な人員のみ。応募者の希望により在宅勤務が可能になる求人や、募集する求人自体はオフィス勤務でも会社として在宅勤務制度がある求人がこれに該当します。

フリーワード検索のNOT検索で「在宅勤務可」や「在宅勤務も可」など条件指定すれば、ある程度在宅勤務可の求人は検索結果から除外できます。しかし、それでも完全に在宅勤務可求人を除外できるわけではありません。NOT検索で除外する方法は下記を参考にしてみてください。

ハローワークにある在宅勤務の求人の職種

2019年1月末時点で、ハローワークインターネットサービスから東京都で在宅勤務の求人を検索してみたところ、在宅勤務可の求人も含めて55件ありました。

職種は事務職、営業、プログラマー、Webマーケティング、キャリアアドバイザー、広報など多岐に渡っています。

ただし、現状、ハローワークインターネットサービスで探せる在宅勤務の求人は、東京、大阪など都市部が中心。地方で検索してもほとんどありません。1件あればマシな方です。また、都市部であっても終日在宅勤務を認める会社はまだ限られています。

まとめ

東京、大阪など都市部を中心にハローワークでもテレワークの求人は扱っていますが、いまのところ会社と雇用関係を結ぶ正社員、契約社員の在宅勤務のみです。都市部に住んでいて正社員、契約社員で在宅勤務ができる職場を探している人は、ハローワークも使ってみてはいかがでしょうか。

また、在宅勤務ができる社員がほしい企業も高い掲載費を出して転職サイトで求人募集するよりも、無料で求人掲載ができるハローワークを使って採用コストを抑えてみませんか。思いがけぬ良い人材に巡り会えるかもしれませんよ。

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