今回は普段旅行をしない株式会社ソニックガーデンのプログラマー、後藤 雅之が、軽自動車で移動しながらワーケーションに挑戦。東北から北海道まで約2週間、夫婦での旅行の記録をゆるーくまとめました。
9日目:旭川
こんにちは、北海道を旅行中です。札幌から更に3時間ほど北上し旭川へ。泊まった宿は星野リゾートの OMO7 というホテルです。
ロビーは旭川の良さを紹介するエリアとなっていました。動物の話をしない旭山動物園講座といったユニークな切り口の話を聞けたりします。
ご飯はそろそろ野菜をもっと食べたいよねということで、野菜ソムリエのレストランへ。中でも野菜スティックは、味はもちろん盛り付けが秀逸でした。
10・11日目:美瑛・富良野
美しい青の池や、ボリュームたっぷりスイーツが楽しめる 美瑛・富良野
本来は旭川から十勝方面に行こうと思ったのですが、カズさんからは山も越えないといけないしかなりキツイぞとのアドバイスが。
代わりに「おすすめだよ」と紹介してもらった美瑛・富良野へルート変更しました。旭川から1 ~ 2時間南下したところにあります。美瑛は青の池というとてもきれいな池がありました。外国人観光客も多かったです。
富良野ではサンタのひげと呼ばれるメロンスイーツを。ボリュームが凄まじかったです。商標登録もされているそうです。
またファーム富田というガーデンにも行きました。ラベンダーの季節は終わっていたのですが、温室で育てられているラベンダーを見ることができました。
夜の小樽、美味しいお寿司
小樽は富良野からは3時間ほど南西方面に進んだ場所にあります。フォトスポットとなっていたのは大正時代にできた小樽運河。
港町ということもあってか、海鮮系のお店、特にお寿司屋さんがひしめいていました。色々あって迷ったのですが、函太郎という回転寿司屋さんへ。ネタの大きさからシャリのほぐれ方まで素晴らしかったです。小樽の人はこんな美味しいお寿司がいつでも食べられるのか…
12・13日目:函館・苫小牧
長々と運転してやっと到着。函館・苫小牧
本来は函館からフェリーで青森経由で帰ろうと思っていたのですが、帰りに本州を車で南下して行くのはしんどさを感じたので、函館のフェリーをキャンセルし、苫小牧〜大洗のフェリーに切り替えました。ですが、函館で夜景を見忘れていたということで、予約していた函館の宿はキャンセルせず、函館に行くことに。小樽から南に4時間強とかなり遠かったです。。
苦労して見た函館山からの夜景は息を呑む綺麗さでした。
最後は函館から苫小牧へ。ここも4時間くらいかかって大変だったのですが、そこからフェリーで大洗までは運転せずに行けたのでかなりありがたかったです。船上で一泊するという貴重な経験もできました。
駆け足でしたが以上になります!食に景色に気候にと、北海道はどれも素晴らしかったです。また行きたい。
旅で学んだこと
今回、約2週間にわたって車で旅をさせていただきました。せっかくなので、今回の旅で学んだことや感じたことをまとめておきたいと思います。
車で移動しながら働くことについて
ネットワークは自前で準備した方がストレスが少ない
最近では Wi-Fi を整備しているカフェやコワーキングスペースが増えてきていると思いますが、他の人も使っていたり、そもそものネットワーク速度が遅かったりすることがありました。(もちろん高速で安定したネットワークの場所もありましたが)
今回、もともと持っていたポケット Wi-Fi を使ったのですが、国内であればほとんどネットワークに関するトラブルは出くわさずに作業ができました。また、車内で YouTube などの音楽を流す際にも応用できたので便利だったなと思います。
打ち合わせは周囲に人がいない、または距離があった方が良い
今回は打ち合わせもカフェやコワーキングスペースで行ったのですが、周りに人がいることがほとんどでした。周囲の環境音については、指向性マイクのついたヘッドセットと、ノイズキャンセリングアプリ Krisp の組み合わせではほぼ抑制できました。しかし、自分の話し声が周りの人の迷惑につながりかねないので、可能であれば打ち合わせは周囲に人がいない環境でしたほうが良いと思いました。
車移動であれば、モバイルバッテリーは不要かも
今回、電源のある作業場所が見つからないときのために、念の為モバイルバッテリーも持っていっていました。しかし、ほとんど使いませんでした。車で移動しながらであれば、多少の移動距離があっても、電源のある場所に移動することができたからです。もし屋外など電源の無い場所で作業したいということがあれば、モバイルバッテリーを使うケースはあるのかなと思いますが、そうでなければ不要かなと思いました。
車での旅について
高速道路よりも下道のほうが発見が多い
本州にいるときは事前の計画に沿って高速道路をメインで使っていたのですが、北海道に着いてからは全て下道で周りました。北海道は下道でも車通りが少なく走りやすいということもありましたが、偶然出くわす景色や場所に寄り道していくこともできてとても楽しかったです。高速道路も真新しいパーキングエリアなどがあり面白いところもありましたが、偶然何かを発見する機会は下道の方が多かったなと思いました。
旅の期日・計画を設定しすぎないほうが良い
今回の旅では帰ってくる日を決めてから逆算して、一日ごとに拠点を移動していくイメージで日程を組んでいきました。宿やフェリーも全て事前に予約してました。しかし実際に旅をしてみてわかったのですが、車での旅は相応に負担が大きく、進めていくうちにかなりストイックな旅程だったということを実感しました。(もちろん楽しかったのですが)
数週間単位の旅において事前に全て予約しておくと、途中で疲れたときに旅程の変更をしにくくなりますし、それぞれの滞在時間も限られ、寄り道して楽しむといったことも難しくなります。次回車で旅をするときは期日を設けず、次の目的地はその時いる場所で考えるくらいおおざっぱに考えていきたいです。
旅そのものについて
現地の人との会話が新たな発見や知識をもたらしてくれる
今回は Airbnb のホストの方々や、知人の方々など、現地の方々と会話する機会が多かったのですが、本やインターネットの情報よりも、現地の方々の生の話を聞くのがとても楽しかったです。ガイドには載っていない生きた情報に触れることができるので、今後の旅でも可能な限り現地の人と会話する機会を持ちたいと思います。
旅する心を日々持ち続けていきたい
旅の途中、こんな記事を見つけました。
『旅する哲学 大人のための旅行術』から学んだこと – note
以下、引用します。
□ 旅する心で日常生活を再発見しよう
旅行から抽き出す喜びは、おそらく旅行の目的地より、旅行するあなたの心の姿勢次第によります。旅に行く時にはわくわくするのに、旅から帰ると寂しく感じるのは美しいものを受容しようとする心、つまり「旅する心」がなくなるからだと言えます。
(中略)
新しい空間に入るときと同じように、日常生活でも、謙虚に自分の好奇心が動かされる要素に歩み寄り、何が興味を引くかについて考え、固定概念を持たないようにし、旅する心で退屈な日々の生活を素晴らしい世界に変えましょう。
旅の心さえあれば、最終的にどこに行くかは問題でなくなり、毎日が旅となります。何処に行こうと、始めての土地だと自分に言い聞かせてみましょう。
確かに旅をしている最中は、目に入ってくるもの全てが新鮮に感じました。好奇心が感化されている状態だったのだと思います。今回の旅で感じたような好奇心を持つ姿勢を、日常生活でも意識して持っておけるようになれば、より日々が楽しくなるかなと思いました。
長くなりましたが以上となります。読んでくださりありがとうございました!
この記事を書いた人
後藤雅之
2018年4月に株式会社SonicGardenに入社。主に自宅でリモートワークしているが、カフェやコワーキングスペースでリモートワークすることも。最近は軽自動車のおかげで移動範囲が広がっており、日々新たな働く場所を模索している。