仮想オフィス/バーチャルオフィスとは?
チャットやweb会議、データボックスなど、リモートワークに必要なツールはたくさんありますが、それらをひとつにまとめたものが「仮想オフィス」。バーチャルオフィスやクラウドオフィスなどとも呼ばれ、報告・連絡・相談・情報共有やweb会議、資料アーカイブなど全てを引き受けてくれる、言わば「web上に構築されたオフィス」となってくれるため、その便利さから着実に導入する企業が増えてきています。
リモートワークがトレンドの昨今は、国内外で次々と開発され、より便利に使いやすく、安価で提供されるものも多数存在するんですよ。
roundzとは?
あえてカメラ機能はなく、常に「声で繋がる」ことにこだわって作られたバーチャルオフィスツール。目的別・個人・チームなど自由な定義で複数のルームを作成し、あらかじめキーボード上で割り当てたボタンを押しながら話すだけで、同じルームにいる人に話しかけることができます。
同じルームの人とは画面の共有も簡単。メンバーのキーボード使用状況やステータスから「忙しい時」を総合的に判断し、話しかけるタイミングを伺うこともできます。
roundzの特徴
あえて音声のみ!超シンプルで手軽なコミュニケーション
roundzにはカメラ機能がありません。相手の姿が見えないので、服装や背景・マナーなどを気にする必要は一切ありません。その代わりに音声チャットは高品質が追求されています。キーボードのキーをひとつ押すだけで、同じ「ルーム」にいる人や話したい人とダイレクトに会話できるのが魅力です。
2クリックで画面共有ができる
お互いの顔は見えませんが、画面を共有して作業することは可能。2クリックで画面共有を開始できるという手軽さです。お互いのカーソルで「ここ」「そこ」と指を指しながら会話できるのが非常に便利。特定のウィンドウだけ見せることも可能です。
「話しかけてOK?」が一目でわかる
roundzは小さく邪魔にならない画面が魅力ですが、その小さな画面の中に、PCの利用状況や連携したWebカレンダーから自動でステータスを、一目でわかるように表示。もちろん好きなステータスをカスタマイズすることもできます。
roudz公式サイトへ
roundzに登録してみよう
「無料トライアル」をクリック
フォームに必要事項を記入して、「roundzをダウンロード」
Mac版かWindows版を選択してダウンロード
ダウンロードしたroundzを立ち上げます。
マイクの使用を許可します。
マイクの使用が許可されました。
キーボードの許可を求められます。アクセシビリティの「roundz」にチェックを入れます(Mac版の場合)
キーボードの使用が許可されました。
設定が完了されました。
メールアドレスまたはGoogleを使用してアカウントを作成します。
アンケートに回答します。
チーム名を設定します。
全て完了すると使用が開始できます。
roundzを使ってみよう
部屋を選ぶ
左上の矢印からメニューが開きます。入りたい部屋をクリックすると移動します。
自動的に音声がONになり、部屋にいる人同志はいつでも音声チャットが可能です。
もちろんマイクやスピーカーをOFFにして「いるだけ」にすることも可能。
自分のステータスを編集する
自分のアイコンや名前をクリックすると設定画面が表示されます。
ステータスを選択することができます。キーボードやスピーカーの使用状況も表示されます。
メッセージを編集することも可能。
気分に合わせたアイコンも編集できます。
期限の選択もできます。
Googleカレンダーを共有する
設定画面のカレンダーアイコン右の矢印をクリック。
Googleカレンダーにログインします。
共有設定すると、その日の予定がステータス画面に表示されます。
メッセージを送信する
送りたい相手を選択し、「メッセージ送信」をクリック。
送りたいメッセージを入力します。
やりとりしたメッセージは、ステータス画面の右上から履歴を確認することができます。
画面を共有する
画面共有アイコンをクリック。選択した画面は同じ部屋にいるメンバーに瞬時に共有することができます。
グループを増やす
「グループ管理」を選択
自由な名前で新たにグループを作成することもできます。
部屋を増やす/名称を変更する
「部屋管理」をクリックすると、部屋の名称を変更したり、増減も自由に設定することができます。
roundzを使ってみた感想
- 細い。究極のUI。
- ものすごくシンプル。本当にわかりやすい
- 使いにくさ・わかりにくさが一切ない。無駄もない
ものすごく小さな画面です。立ち上がった時にどこにあるのかちょっとわかりづらいくらいですが、操作は非常にわかりやすく作られています。音声のみのコミュニケーションというのが潔く、しかし画面共有の機能があるというところが、仕事上のコミュニケーションの取りやすさに大きく貢献しています。本当にシンプルで、なんの説明がなくてもほとんどの人が使い方を感覚的に習得することができそうなところに感心しました。画面の端っこの隙間に収まるようになっているので、作業の邪魔にならず、かつ重なるウィンドウに埋もれてしまいにくいところも、よく考えられているのだな、と思いました。
roundzの料金プラン
最新の料金プランはroudz公式サイトでご確認ください。
トライアルはどんどん試してみるべし!
急速に開拓されつつある仮想オフィスツール。国内外からたくさんのツールが誕生し続けています。世の中にいろんな形の組織とニーズがあるように、仮想オフィスツールも実にそれぞれ個性的。無料のトライアルを備えているものが多いので、ぜひ気になるものはどんどん試してみましょう。
リモートワークラボでも、実際に触ってみた比較記事をご用意しています。ぜひご参考に。
この記事を書いた人
土佐光見
リモートワーク研究所研究員・ライター。
webショップの企画運営、web制作、ディスクリプションライティングを経験し、フリーランスに。リモートで働く二児の母。趣味は読書、観劇、俳句。